アクセス解析ツールの基礎知識

2024.07.26

GoogleアナリティクスとGoogle Search Consoleを使い分けよう

ウェブサイト運営において、訪問者分析は欠かせません。しかしよく活用する代表的なツールとして、GoogleアナリティクスとGoogle Search Consoleの2つのツールがあり、役割や分析内容がそれぞれ異なるため、初心者にとっては使い分けが難しいと感じるかもしれません。

そこで今回は、2つのツールの役割と分析内容をわかりやすく、具体的な事例を交えて解説します。

なお、GoogleアナリティクスとGoogle Search Consoleを使用するためにはGoogleアカウントが必要です。

【ビジネス用】Googleアカウントの作り方

Googleアナリティクス

サイト内行動を分析して、ユーザーを理解しよう

Googleアナリティクスは、ウェブサイトに訪れたユーザーの行動を分析するツールです。具体的には、以下のような情報を取得できます。

現在提供されているGoogle Analytics 4(GA4)では「レポート」と「探索」があり、「レポート」ではあらかじめ用意されている基礎的なデータを確認する事ができます。「探索」ではこれらの情報を分析することで、どのようなユーザーがどのような経路でサイトに訪れ、どのように行動しているのかを理解することができます。

例:

Googleアナリティクス

Google Search Console

検索エンジンからの流入状況を分析して、SEO対策に役立てよう

Google Search Consoleは、Google検索におけるウェブサイトのパフォーマンスを分析するツールです。具体的には、以下のような情報を取得できます。

これらの情報を分析することで、ウェブサイトが検索結果でどのように表示されているのか、どのようなキーワードで検索されているのかを理解することができます。

例:

Google Search Console

まとめ

使い分けのポイント

GoogleアナリティクスとGoogle Search Consoleを連携させて、より深い分析を実現しよう

GoogleアナリティクスとGoogle Search Consoleは、それぞれ異なる役割を持つツールですが、連携させることでより詳しい分析が可能になります。

例えば、Googleアナリティクスで特定のキーワードからの流入者が多いことがわかった場合、Google Search Consoleでそのキーワードの検索結果におけるウェブサイトの表示状況を確認することができます。

このように、2つのツールを連携させることで、ユーザーの検索行動とサイト内行動をより深く理解することができ、効果的なSEO対策やマーケティング施策を実行することができます。